はみだし刑事情熱系―設定―

タイトルは某テレビ●日のドラマより拝借いたしました。

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▼アイオロス(27歳)
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警視庁聖域署・捜査一課課長。階級は警視。
課長という役職についているくせに、捜査の時には常に陣頭に立って飛び出していき、犯人と大格闘を演じることも少なくない。
一応キャリア組なのだが、現場が大好きで泥臭い捜査も厭わない熱血漢。捜査一課きっての敏腕刑事。
実は警察庁長官の息子でもあり、出世街道は約束されているのだが、本人は生涯現場の一刑事でありたいと願っている。だがそんな本人の希望と裏腹に、もうすぐ警視に昇進して捜査一課課長になることも内定している。
ある事件がきっかけで聖域警察病院に入院中のサガと出会い、一目惚れ。何度も顔を合わせてるサガの双子の妹・カノンには一度たりともトキメキを覚えたことはないのに、何故か同じ容姿のサガには瞬く間に心を奪われてしまったのであった。
アイオロスはサガとの出会いを、運命だと信じて疑っていない。
以来、捜査の合間を縫って足繁く病院に通っては、病床のサガに猛アタックしている。


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▼サガ(28歳)
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聖域警察病院に入院中の、カノンの双子の姉。
生まれつき病弱で、入退院を繰り返している。現在の主治医は、妹のカノン。
向こうっ気の強いカノンと正反対の、穏やかで優しい性格の持ち主。しかも美貌でナイスバディな上に、病弱故の儚さが加わり、その絶妙な融合が男を惹きつけずにはおかず、病院職員や入院患者から「外科病棟の天使」とあだ名されている。ただそう言った男連中の目にサガを触れさせたくないカノンが、極力一人で病室を出ないようサガにきつく言い含めているため、普段はあまり一人で病室から出ることはない。
そんな中でのアイオロスと出会いは、正に奇跡であった。
初めはアイオロスの積極さに戸惑っていたが、次第にアイオロスの気さくで陽気で一本気な性格に惹かれ、自然と彼を受け入れるようになった。
カノンの厳命で殆ど病室に軟禁状態なので、最近ではアイオロスが病室に来てくれることが楽しみで仕方がなくなっている。


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▼カノン(28歳)
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聖域警察病院のエリート外科医。
美貌と色気を駆使して出世街道に乗り、20代後半にして既に外科主任のポストに就いている。
院長であるジュリアン・ソロの愛人らしいという噂もあるのだが、真偽のほどは定かではない。
腕は確かだが気分屋で気性が荒く、非常にわがままな性格。病弱な双子の姉・サガが何より大事なのだが、その愛情が行き過ぎてしまうことが多々あり、サガ本人にも周りにも迷惑をかけることしばしば。
犯人と格闘してはよくその犯人を病院送りにしてくるアイオロスとは、望むと望まざるとに関わらずの知己の間柄となっている。
美貌でナイスバディなので、男性の上司、先輩、同僚、後輩、患者、果ては聖域署の若い男性警官にまで絶大な人気を誇っているが、元々男など出世の道具&金ヅル程度にしか思っていないので、利用すること以外考えていない。
ただ自分の下について勉強中の研修医・ミロのことだけは損得抜きで可愛がっている。


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▼ミロ(23歳)
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聖域警察病院の外科研修医。
付属医大を首席で、しかもスキップで卒業してこの春配属された、外科期待のスーパールーキー。
童顔の可愛い系美青年で、あっと言う間に院内の独身看護士や女性患者、ニューハーフのお姉さんの人気者になった。
将来有望株としても一番人気で、水面下ではそのミロをゲットしようと壮絶なバトルが繰り広げられているが、本人はそんなことは露知らず、指導役のカノン先生にぞっこん夢中。「カノン先生は院長の愛人」説に心を痛めている。
医師としては真面目で、カノン先生を目標に一生懸命勉強中。
アイオロスの弟・アイオリアの幼なじみで親友なので、アイオロスは実兄同然。だが未だに子供扱いされていて、「ミロ坊」と呼ばれているのが不満で仕方がない。


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▼アイオリア(23歳)
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アイオロスの弟で、警視庁聖域署・少年課の刑事。階級は警部補。
兄・アイオロスと同じくキャリア組で出世は約束されているのに、やはり現場が好きで日夜繁華街に足繁く出向いては、非行少年少女の更生に全力を注いでいる。


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▼シュラ(25歳)
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アイオロスが一番信頼している部下。最近ではアイオロスの恋愛相談役を務めている。


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▼アフロディーテ(28歳)
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アイオロスが足繁く通うフラワー&アロマテラピーショップ『双魚宮』のオーナー。
誰もが息を飲んでしまう程の人並外れた美貌の持ち主で、かつては銀●の高級クラブでその界隈に名を轟かせていた。その美貌だけではなく商才にも長けており、銀●で稼いだ金を元にこの『双魚宮』をオープン。時のアロマブームに乗って順調に業績を伸ばし、最近支店開設を検討中で忙しい日々を送っている。
店舗の上が自宅になっており、そこで夫(ただし未入籍)のデスマスクと暮らしている。


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▼デスマスク(29歳)
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アフロディーテの内縁の夫。
表向き『双魚宮』の共同経営者だが、店で仕事をしているところなど誰も見たことがないため、周囲にはアフロディーテのヒモだと思われている。
実は本業は情報屋で特に裏社会の情報に耳聡く、通称『積尸気のデッさん』と呼ばれ、業界内でその名を知らぬものはいない。
彼の顧客には警察関係者も多く、アイオロスもその1人。アイオロスが『双魚宮』によく足を運ぶのは、実はこのデッさんから情報を買うためである。