ムコ殿〜ミロ編〜
このドラマの制作発表記者会見を見て「やってみたいっ!」と思い、勢いで起こしたネタです。
アイオロスが婿入りするロス×サガバージョンと、ミロが婿入りするミロ×カノバージョン。こちらはミロバージョンの設定になります。
▼ミロ
人気ロックバンド『スコーピオン』のリードボーカルで、「抱かれたい男・No1」の超スーパースター。
クールで無口なイケメンロッカーとして絶大な人気を誇るが、実はそれは営業用に作られたキャラで、本当は涙もろくてお人好しで熱血漢の天然ボケ。
心のアイドルはドラ●もんで、大●のぶ代の跡を継ぐべく声優を目指していたのだが、アニメのオーディションを受けるつもりが間違えて『スコーピオン』のボーカルオーディションを受けてしまい、何故かしっかりそれに受かってしまったためロック歌手としてデビューする羽目になったという、笑える経歴の持ち主。だが、もちろんこれは事務所のトップシークレット扱いになっている。最近の夢は、いつか劇場版ドラ●もんの主題歌を歌うこと。
あるオフの日、何となく遊びに出かけた繁華街のゲーセンで、地元のチーマー相手に大立ち回りをやらかしていたカノンと出会い、一目ボレ。猛然とアタックを始めるが、最初はカノンに冷たくあしらわれる日々が続く。
それでも持ち前の明るさでめげずに押しまくり、時々子猫のように甘えてみせて年上の心を絶妙に擽り、何とかカノンのハートをゲットし、結婚にこぎつけた。
が、その結婚の条件がカノンの実家に婿入りすることで、しかも実家は女ばかりの大家族であった。
ミロの所属事務所は大反対するが、カノンと結婚できなきゃ『スコーピオン』をやめるとミロがゴネにゴネた為、当分の間結婚の事実を公表しないということを妥協案に、渋々結婚を認める。
かくしてミロはライブラさん家の婿となり、人気ロッカーと大家族の婿という二重生活を始めることになる。

▼カノン
ライブラさん家の次女。
かつては都内全域に悪名を馳せていた程の不良少女であったのだが、今は何と、警視庁北大西洋署少年課の警部で、美貌で巨乳グラマーな敏腕女刑事として、北大西洋署内はおろか警視庁内にもその名を轟かせている。
強気の独断専行型なので強引な捜査や補導が目立つが、そのお陰で北大西洋署管内の少年犯罪が激減したらしい。
ミロと出会った時は、その出会いの場となったゲーセンで悪さをしていたチーマーを、現行犯で取っ捉まえようとしている最中だったのだが、ミロにはケンカをしている(というより、一方的にカノンがチーマーを叩きのめしている)ようにしか見えていなかった。
ミロに一目ボレされ果敢にアタックされるも最初は全く相手にしておらず、同様にミロが今をときめく人気スターだということにも全く気付いていなかった。
だが冷たく振り続けても、懲りずにメゲずに一生懸命アタックしてくるミロのその情熱に根負けし、子猫作戦にいつしかほだされ、遂にお付合い→結婚を承諾する。
『スコーピオン』のミロ=自分の恋人の大ボケ男とようやく気付いたのもこの頃で、最初はテレビの中のきりりとした美形と、目の前でゴロゴロ自分に甘える猫男がとても同一人物とは信じられなかった。
職業柄、人を騙す術には長けているので、ミロとの結婚を隠していること自体にはさほど苦労しているわけでもないが、周りに『隠せ』と強要されていることが気に入らなくて仕方がない。
上に双子の姉が1人、下に妹が2人いるが、双子の姉のサガのことが一番大好きで、実は超シスコン。


▼サガ
ライブラさん家の長女で、カノンの双子の姉。
一卵性双生児なので見た目はカノンと瓜二つだが、性格はほぼ正反対。物静かで穏やかで優しい性格の、セクシー巨乳美女。
5年前に幼なじみのデスマスクと結婚して一旦家を出たが、夫は過度のオカルトマニアで、結婚後に脱サラしてオカルト研究家に転職。その筋では大層名を馳せるようになったのだが、その夫のあまりにマニアックで怖い職業についていけず、1年前に離婚。デスマスクとの間に生まれた一人息子・星矢を連れて実家に出戻ってきた。今は家業の薬局を手伝いながらひっそりと暮らしている。
そんなサガは最近、母の親友であるアリエスさん家の長男・アイオロスとすっかりいい仲で、息子・星矢もアイオロスに懐いているため、アリエス家へ嫁ぐ日も近いのではないかと近所で噂されている。

▼シャカ
ライブラさん家の三女。
大学にて宗教学を勉強した後、博士号まで取って宗教学者となった。専門分野は仏教で、その研究のためよくインドやらタイやらアジア諸国を飛び回っている。
だが次姉のカノンが自分よりも年下の男と電撃結婚し、しかもその相手が婿入りしてきたため、年下の義兄をからかって遊ぶのがすっかり楽しみとなり、最近では海外へ出かけなくなって家にいることが多くなってしまった。
お陰でシャカは、ミロの最大の天敵となっている。
美人だが変人と近所では評判だが、それでもアリエスさん家の次男・アイオリアとしっかりいい仲になっている。実は年下好みらしい。


▼紫龍
ライブラさん家の末っ子。
現在高校2年生。美人揃いだが一癖も二癖もある四姉妹の中では、一番生真面目である意味一番まとも。だが真面目がすぎて、特に次姉と三姉の生活態度が非常に目に付き、年中説教をしているため、姉達からは鬱陶しがられている。
そのいい加減な次姉が結婚した義兄も天然ボケが過ぎて、胃の痛い毎日を送っている。若いのに苦労性。でも母親はそんな生真面目な末娘が可愛くて仕方がないらしい。
最近では長姉・サガの息子の星矢のお守り係になっている。

▼星矢
サガが前夫・デスマスクとの間に授かった一人息子。容姿は父親にも母親にもあまり似ていないが、サガはこの一人息子を溺愛している。
現在3歳で可愛い盛りのため、おばあちゃん童虎はもうメロメロ。暇さえあると星矢を連れてご近所巡りをしている。
当の本人はとにかくママっ子で、将来マザコンになることは間違いないと思われる。寝るときは母・サガのオッパイ枕が必須だが、緊急時はカノンのオッパイ枕が代用されることもある。
子供心にも実父の職業が胡散臭くて怖いものと感じ取っていたのか、あまり父親には懐いていなかった為、父と別れてもへっちゃらであったようだ。
最近ではどうやら母の恋人・アイオロスを父親認定しているらしく、目茶苦茶懐いている。

▼童虎
ライブラさん家のお母さん。
10年ほど前に夫を亡くし、以降夫の残してくれた漢方薬局・五老峰ファーマシーを切り盛りしながら、女手一つで4人の娘を育て上げた。
大らかで寛大な性格の為、カノンがグレても、シャカがちょっと変な娘になっても、笑いながら暖かく見守っていた。その甲斐あって2人とも何とか人生から脱落せずに済み、エリート警察官と学者という、真当(?)な道を歩んでいる。
美人であってもこの2人だけは絶対に嫁けず後家になると信じて疑っていなかったので、カノンが8歳も年下のミロを「結婚する」と連れてきたときには、ぎっくり腰を起こしそうになるほど驚いた。
最近、サガが家業を良く手伝ってくれるので、親友であるアリエス家のお母さん・シオンと遊び歩いている。

▼ラダマンティス
北大西洋署少年課の刑事で、カノンの部下。
カノンの下に配属されたときからずっとカノンを想っており、秘かにカノンと結婚することを夢見ながら、人使いの荒いカノンに文句一つ言わずに付き従っている。そのため陰では『北大西洋署の女王様と下僕』と呼ばれている。
だがラダマンティスがその想いを打ち明けられずモタモタしているうちに、カノンは無情にもミロと結婚してしまったのだが、本人は当然のことながらその事実を知らず、いつか夢が叶う日が来ると信じて一生懸命カノンに尽くしている健気な男である。

▼カミュ
ミロのマネージャー。
ミロの極秘結婚のことを知る数少ない人間の1人だが、そのお陰で余計な苦労が増え、色々と大変な日々を送っている。
妻子持ちなので、ミロが独身時代にはよく家に招いてミロの私生活の面倒も見ていたが、ミロと同じく姉さん女房を持っているため、最近では結婚生活のよき相談相手にもなっているらしい。
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