デンオーで特撮の世界に足を踏み入れてからというもの、先人の特撮好きの大きいお友達からヒビキを勧められる事は結構あったので、そういう意味でもヒビキ世界は楽しみにしてました。
脚本家さんがブレイド編書いた人なので、また余計なギャグで尺取るんじゃないかと心配してた部分はあったんですが、今回はそんなでもなかったし(てことは、ブレイド編もデンオー編と同じく監督の過剰演出だったってことかね)。
ただこの人の書くツカサは、悪ぶってる部分がマイナス方面に強調されがちで、いけ好かないヤローになっちゃう時があるのでそれがちょっと……私的にはかなりのマイナスポイントです。
蛇足ですがK林女史の書いたツカサは逆に優しい部分の方が多く出てて、それはそれでちょっと違和感でした(笑)。
モモに対して辛辣な物言いはするんだけど、でも優しかったんだよね、ツカサ。
優しいと言うか、甘いと言うか(笑)。
わーにゃさんに「ツカサくんはきっと、ゆうすけとかモモちゃんみたいな犬系人間が好きなんですよ」と言われて納得したんですけどね。
ゆうすけ=柴犬、モモ=シーザー@動物のお医者さんって感じだもんねぇ。
私は単に、ツカサはバカが好きなのかと思ってたんですけど(笑)。だってツカサ、ゆうすけとモモちゃんに対してはツンデレ全開でバカバカ言ってたからさ。
そういう意味では、兜編書いた脚本家さんが一番ツカサのキャラは崩してなかった気がします。
どうでもいいけど、ブレイド編でいきなり出て来てギター弾いてあっさり退場していったのは、ザンキさんだったのね(笑)。
ヒビキは大人受けがよく子供受けが悪かった、という話は聞いてましたが、本編ではなくリ・イマジネーションされた世界の一話を見ただけでも、なるほど、確かにこれは子供には受けないだろうなぁ……ということは大体わかった(笑)。
世界観とか設定的にも大人向けというのもあるし、何よりライダーの見た目(配色)が地味すぎて、パッと見でライダーの個体識別が出来ないんだよね。
よく見るともちろんそれぞれ違うんだけど、パッと見た瞬間に何で識別するかっていうとやっぱり一番わかりやすいのは『色』なので。
デンオーで例えると、赤いのがソード、青いのがロッド……みたいな感じに。
いい年ぶっこいた大人の私ですら、武器持ってないと「どっちがザンキさんでどっちがイブキさんですか!?!?」みたいな状況になっちゃいましたからねぇ(笑)。
見慣れてしまえば大丈夫なんでしょうが、やはり初見時はどうしてもわかりやすい部分で識別してしまいますし、特に子供ははっきり派手な色を好む傾向が強いですから物足りない感じもするのかも知れません。
いい例が正にDィケイドで、大人からすると、
ツカサの中の人「正直、ダサイと思った」
スーツの中身さん「10周年にピンクのライダーかぁ……」
大半の視聴者「…………」
だったんですが、子供受けはすごくいいみたいです。
GWに化け物の着ぐるみの舞台挨拶に行きまして、ゲストでDィケイドさん来たんですけど、小さなお友達大喜びしてたし、玩具もってる子やTシャツ着てる子も近所でもよく見かけますもん。
あと、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090507-00000004-pia-ent
この記事の真ん中らへん、8歳男児のコメントに注目。
「8歳男児、そのセンスはヤバいんじゃないのか!?」と心配になりましたが、反面、やっぱり子供は見た目ではっきりわかりやすいのが好きなんだなと実感はしました(笑)。
子供基準でわかりやすい=カッコイイっていう、単純な図式があるのかも知れません。
近々Dィケイドはパワーアップして、更にとんでもない姿にフォームチェンジするみたいですけど、今月の児童誌にその写真が載ってましたが、いやぁ……すごいです。
ちょっと待て! 何じゃこりゃあぁーーーー!?!?
って感じ。
私とわーにゃさんは新しいフォームを『遺影フォーム』と呼んでますが、超わかり易いことは事実なので、子供の目から見たらこれもかっこいいのかも知れません(笑)。