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M26!

この時期のマジックなんてのは接触不良の電灯みたいなもんなので、マジック点灯自体に浮かれてるわけではないのですが、この首位決戦で竜を三タテしたのはほんっとに大きい。よくやった! と思います。
ウチも竜も直接対決直前のカードを勝ち越して、いざ決戦! とはなったけど、竜はチーム状態アゲアゲの余裕の完勝、方やウチは相手のミスで勝ちを拾った形……どう見ても竜の方が波に乗ってて、明らかにウチのが分が悪い。
「戦いってのはなぁ、ノリのいい方が勝つんだよ!」とモモちゃんも言ってたし、そうなるとやっぱりウチは分が悪い(笑)。
ただ直前の、本当に『勝ちを拾った』としか言いようのない試合を見て、「ツキはウチにある!」とも思ってたので、その『ツキ』に賭けてました(笑)。
けど正直なところ、首位陥落は覚悟してはいたんですけどね。
今季は前半、竜の調子が悪かった時にせっせと勝ち星稼いでたので、現段階の対戦成績は一応まだウチの方が勝ち越してるけど、後半に入ってからはこてんぱんにやられてたんだもん。
ファンも、「あー、また例年のパターンに戻ったか」とがっくり来てる状態での首位攻防戦だったので、首位陥落を覚悟して観てたのは私だけじゃないはずだ(笑)。
なのでこの三連勝は、二重、いや三重に嬉しいです。

ぶっちゃけるとペナントレース開幕時には、「今季は優勝出来なくてもしょうがないや」という思いもありました。
WBCを言訳にするつもりはなく、つか、WBCなくてもそれは覚悟してた。
何故なら今のウサギは若手育成を掲げ、それを実践してる最中だから。
原監督になってから、口先だけじゃなく本当に「キレイなウサちゃん」になる努力をしてて、数年かけてやっとそれが実現されつつあるというのが現状。
ベテランの力を外して語ることはもちろんできないけど、でも今のウサギを引っ張ってるのは間違いなくここ数年で出て来た若い子の力。
でも若い子だけにまだまだ不安定だったり未知数な部分もあって、シーズン通してずっと戦力であり続けていられるかどうか、ペナントが始まった時点ではわからなかった。
なので若手の失速は覚悟してたし、そうなってもある程度は我慢して見守らなければこれからのウサギを背負って立つ選手にはなってもらえない。才能や努力だけじゃなく、経験を積まなきゃどうにもならない部分もあるので、その経験を積んでもらう過程でファンも我慢しなきゃいけない時ってのは必ずあるものなんですよ。正に今がその時期なのだと思ってました。
最終的にはもちろん全てが終わってみないとわからないけど(残り一ヶ月で何があるかわからないし)、持久力を心配してた若い子達は今現在もなお絶賛活躍中。本当に嬉しいです。
しかも何が嬉しいかって、今季は殆どの試合でスタメンの半分がウサギの生え抜き選手だってことです。
しかもスタメンの時点で、育成から這い上がって来た選手が二人もいたりすることがあって、これはもう、ほんの数年前からすれば考えられないことです。
金満球団と言われ続け(正解だけど)、金で優勝を買ってると言われ続け(まぁある意味それも事実だけど)、金で強奪横取りは当たり前(これも事実だけど)、金の力で毎日がオールスターと揶揄される面子を揃え(これは反論の余地なし)、挙げ句の果てには盗人呼ばわりまでされた(←異議あり! 盗んだ覚えはない。確かに横取り強奪はしてたが対価は払ってるんだから盗みとはワケが違う!それにこれを言われた今季に限っては、金にものを言わせての補強は一切しとらん! 今現在中軸を担ってる『外様』選手だって、正当な方法で来てもらった選手達だ。法外な取引や横取りをした選手じゃない!)、そのウサギが今や『育成のウサギ』になりつつあるんですよ。その成果が今の一軍に現れてるんですよ。
僅か数年でよくぞここまで変われたものだと、ファンですら思います。
それだけに正に感無量なんですよ。
大袈裟に思われるかも知れないけど、本当に、涙出るほど嬉しいんです。

あのクソジジ……あ、いや、ツネ様に嫌われて色々つらい思いをしながら、よくぞここまでやってくれたよ原監督。
今でもたまにルンバるけど、でもオラ、一生原監督に着いて行く!。

野球::ウサ戦記2009
comment(0) 2009.08.28 00:30