log

過去の自分と向き合う作業

地震から三週間が経とうとしておりますが、恥ずかしながら自室は未だ絶賛復旧作業中だったりします。
ていうか、「これを機に少し物を捨てろ! 部屋を片付けて綺麗にしろ!」とマーマに厳命されて色々ひっくり返してるのが復旧が進まない原因です。
で、その復旧作業の過程におきまして、先日遂に禁断の「過去の原稿」に手をつけました(;^_^A。
小説の方は古いMacからサルベージせねばならないとはいえ、スラダンの頃からのデータが一応全部残っているので、これを機に紙原稿は容赦なく捨てることにしたのですが、表紙等々の絵原稿だけはとりあえずもうちょっとだけ取っておくことにしました。
経年劣化でお世辞にも状態がいいとは言えないものばかりですが、全く絵を描かなくなって余裕で十年余の月日が経過した今、とてもじゃないけどもう絵は描けないでしょうからね。
絵はスポーツと同じで継続して描いてないと一気に技術が落ちますんで、そう思うと何か捨てられなくなっちゃって(笑)。
まぁねぇ、当時の絵も技術的には拙いとしか言いようがない代物でしたが、それでもはっきり言って今の自分が描くよりは絶対上手いと思うわ(爆笑)。

で、絵原稿を選り分けつつ、意を決して十ン年前のスラダン初期の頃に書いた小説を恐る恐る読み返してみたりしたわけですが(←手を動かそうぜ……)、

言葉に出来ない悶絶感を味わいました……よ……orz

本自体はとっくに完売してるものなので、そのうち手直ししてサイトに載せようと思い続けて早幾年。
時間が過ぎれば過ぎるほど過去の自分と向き合う勇気がなくなって、結果ここまで放置になってたんだけど……現物を読んでますますその勇気がなくなった(;^_^A。
これを直すってもどこからどう手をつけていいものやらと、途方に暮れちまったい……orz。

はてさてどうしたものかと悩み中。
過去の自分の後始末は自分にしか出来ないわけですが、この一本を直すのに膨大なHPを消費する事だけは間違いない(苦笑)。
当時の溢るる萌えと若さゆえの猪突猛進的な情熱は感じ取れるんだけど、本当にノリと勢いだけで書いてたんだな自分としか言いようがない文章で……話の筋自体は弄らず、話中の矛盾点と文章を大幅に直すのは我ながら至難の業だと言わざるを得ません。
しかも自分の初期の頃の作品に一番多かった問題点として『流川を喋らせ過ぎてる』ってのがあるんですが、それを改善するには流川に台詞を言わせる事で一行ないし二行程度で片付けてた部分を文章として直さなきゃいけないんですよね。
これがまた地味に頭を悩ませる難題なんだな……(;^_^A。
本文は40ページくらいの本なんですけれども、これら全部直すと恐らく1.5倍くらい増えるでしょう、私のことだから。
それだけのボリュームがある話を果たしてWebに載せていいものかどうか、ここも悩みどころです。

萌え::スラムダンク
comment(0) 2011.03.30 23:06